ボーイング社
BOEING


※サターンVは第一段S-IC(ニュー・オーリンズ New Orleansのボーイング社のミシャウド組立施設(Michoud Assembly Facility)にて製造)、第二段S-II(シール・ビーチ Seal Beachのノース・アメリカン・エヴィエーションにて製造)、第三段S-IVB(ハンティントン・ビーチ Huntington Beachのダグラス・エアクラフト社にて製造)、そして自動制御装置(機器本体の組立は、ハンツヴィル Huntsvilleのマーシャル宇宙飛行センター Space Systems Centerで行われる)によって構成されている

↑Image courtesy of Shipbucket.
※スペースシャトルは、当初はサターンVと提携して使用する輸送機として計画されていた。サターンシャトル Saturn-Shuttleと呼ばれるこの計画では、シャトルは外部燃料タンクの代わりに、S-ICを改造したロケットに搭載される事になっていた。S-ICは2分間燃焼したあと切り離され、自力でケネディ宇宙センターに舞い戻り、シャトルのSRB(固体ロケットブースター)のように整備され、再使用される。その後シャトルは、自らのメインエンジンで軌道に到達する。サターンで部品を運んで宇宙ステーションを建設し、補給船としてシャトルを使用することも検討されていたが、サターンVの次世代機の開発プランがなかった為にこの計画も立ち消えになり、アメリカの巨大ロケット開発の歴史は、ひとまず幕を閉じる事となった

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 22/04/06