ヴィッカーズ
Vickers Limited


※ヴァレンティアはヴィクトリア Victoria輸送爆撃機の重量級改良型で、それ自体は1920年代のヴァージニア Virginia重爆撃機の民間派生型であった。生産が開始された時点では事実上時代遅れであったため、より性能の良い航空機が就役するにつれて、設計の修正はほとんど行われなかった。しかし、驚くほどの数が第二次大戦中も中東やインドの後背地で使用され続けた。唯一の大きな変更は、イタリアのアビシニア侵攻に触発されたものだった。東アフリカで戦争が起きる可能性があったため、ヴィッカーズは背部銃と機首銃アセンブリを追加する改造キットを設計し、現場で装着できるようにした。第216飛行隊 216 Squadronの数機が改造されたが、機首の銃座は不評だったようで、その後取り外された。ほぼすべてのヴァレンティアは中東で使用されたが、少なくとも1機は英国に残り、空軍訓練の“飛行教室 flying classroom”として使用された

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 23/12/03