Douglas
- ※ダグラス社が2番目に提出したモデルは、DC-8をベースにした別のモデルである890を基にしていた。先行するモデル2085が拡張貨物室にDC-8上部胴体を搭載した設計であったのに対し、モデル890はDC-8下部胴体に貨物室を搭載した設計であった。DC-8下部構造を採用した890には後部荷役用ランプが装備されず、代わりに機首全体が開閉可能な構造となっていた。操縦室全体がこの開閉式機首部に含まれており、機首を開閉するたびに全ての操縦装置と配線を分離・再接続する設計が必要であった。モデル890はDC-8との大幅な共通性を前提としていたものの、コックピット部分の工学的複雑さから、運用寿命を通じて信頼性高く機能する機構を開発するにはダグラス社の技術者による膨大な作業が必要であった。 モデル890はデスクトップ・モデル段階までしか進展せず、DC-8の輸送機ヴァージョンは結局実現しなかった
Update 25/11/16