マクドネル・ダグラス
McDonnell Douglas


↑C-17

↑Image courtesy of Shipbucket.
※1985年、C-X入札がマクドネル・ダグラス社に落札され、同社は輸送機分野での運命を逆転させた。210機の受注を獲得し、“グローブマスターIII Globemaster III”の名称がようやく飛行機に付けられることになったのである。しかし、事態は期待したほど順調には進まず、この航空機は問題に見舞われた。その問題の中でも特に深刻だったのは、最初の試作機が完成する前から、発注数が120機に削減されたことである。1980年代後半の緊縮財政の強化とソヴィエトの崩壊により、C-17の必要性は減少していた。同時に、マクドネル・ダグラス社のエンジニアたちは、要求される構造設計の限界を満たすことさえ困難である中、設計から約束された性能を引き出すことに苦労していた。C-17は、米国空軍が注文を40機に減らし、さらに削減すると脅したことから、その存在は最低潮に達した。結局、1996年までにMDDはこのプロジェクトを軌道に戻し、米国空軍は注文を120機に増やした。しかし、その背景には、顧客需要に十分な速度で航空機を生産できず、1960年代初めにマクドネルとの“合併”に至った、ダグラス社を破綻に追い込んだのと同じ有害な経営慣行が完全に復活しており、MDD社はもはや経営破綻企業となっていた。1997年、ボーイング社が飛び込んで、かつてのライヴァルを吸収した。しかし、今回はダグラス(およびMDD)の企業アイデンティティは失われ、ボーイング社に完全に吸収された。残ったのは、新しいボーイングのロゴ、再デザインされたダグラスの“世界一周 first around the world”だけだった(興味深いことに、ダグラスの破滅的なビジネス文化はボーイング社にも感染し、2020年代のボーイング社自身の経営陣主導の惨事につながった)。C-17は所有権の変更を乗り切り、2019年の生産終了までに計279機が完成した

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 26/02/24