ショート・ブラザーズ
SHORT BROTHERS PLC


↑Image courtesy of Shipbucket.

※ショートS.36スーパー・スターリング。1941年までに、ランカスター Lancasterハリファックス Halifaxがスターリングより優れていることは明らかであったため、ショート社はスターリングの大幅な改良に着手し、当初はスターリングMk. IIIと呼ばれていた。改良の基本はブリストル・ケンタウルスCE.3.SM Centaurus CE.3.SMエンジンの使用であり、主翼爆弾倉を備えた再設計の主翼、拡大された爆弾倉を特徴とする延長胴体であった。新型機の性能はスターリングMk. IIよりも優れていたが、ほぼ2倍の爆弾搭載量を誇っていた。1942年1月に2機のプロトタイプが発注された。しかし、新型機の製造に変更するとスターリングの生産率が半減するため、航空省はスターリングの基本形をハーキュリーズVI Hercules VIエンジン用に更新することにリソースを割くことを決定し、現在のスターリングMk. IIIにつながった

↑Image courtesy of Shipbucket.

※スターリングの生産ラインでは軍用輸送機Mk. Vが生産されていたため、ショートは純粋な民間旅客機になるよう設計を変更しようとした。Mk. Vは30人乗りの防音仕様に改造され、1945年5月、軍用機のままS.37として初飛行し、その洗練された外観から“シルヴァー・スターリング Silver Stirling”と名付けられた。 しかし、英国海外航空(BOAC)は西アフリカ路線にハリファックス Halifax由来のハルトン Haltonを選択し、民間からの発注はなかった

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 23/02/21